230億円でも格闘技!大吉驚愕の理由
2025年7月17日、お笑いコンビ・博多華丸大吉の博多大吉(54)が、BS朝日「家呑み加奈代」に出演し、米国の人気YouTuberローガン・ポールについて言及。その桁違いの資産額と、それでもなお危険な格闘技を続ける姿勢に驚きを隠せなかった。
登録者数2300万人超え!ローガン・ポールとは
ローガン・ポール(Logan Paul)は、YouTubeチャンネル登録者数2300万人を超える世界的なインフルエンサーだ。1995年4月1日生まれのアメリカ人で、もともとは動画投稿アプリ「Vine」で人気を博し、その後YouTubeへと活動の場を移した。
彼のコンテンツは、過激なチャレンジ動画から日常のVlog、ポッドキャストまで多岐にわたる。特に弟のジェイク・ポールと共に「ポール兄弟」として知られ、両者ともボクシングやプロレスリングにも挑戦している。
博多大吉が明かした「230億円」の衝撃
番組内で博多大吉は、ローガン・ポールについて次のように語った。
「登録者数とんでもない。桁違いのお金持ち」
「資産が自分のお金だけで230億円ぐらいあるから」
この発言に共演者も驚きを隠せなかった。日本円で230億円という資産は、一般的な感覚からすれば想像を絶する金額だ。
YouTuberの収入源とは
ローガン・ポールのような超人気YouTuberの収入源は多岐にわたる:
- 広告収入:動画再生に伴うYouTube広告からの収入
- スポンサーシップ:企業とのタイアップ契約
- グッズ販売:オリジナル商品の販売
- NFT事業:デジタルアート等の販売
- ポッドキャスト:「Impaulsive」という人気番組を運営
- 格闘技イベント:PPV(ペイ・パー・ビュー)収入
なぜ230億円もあるのに格闘技を続けるのか
博多大吉が最も驚いたのは、これだけの資産を持ちながら、なお危険を伴う格闘技を続けるローガン・ポールの姿勢だった。
「でも格闘技やるんですよ。一歩間違えれば大ケガするかもしれないのに。どういうことなんだろうって。俺だったら絶対やらない」
ローガン・ポールの格闘技歴
年月 | 対戦相手 | 結果 | 備考 |
---|---|---|---|
2019年11月 | KSI(再戦) | 判定負け | プロボクシングデビュー戦 |
2021年6月 | フロイド・メイウェザーJr. | エキシビション | 判定なし |
2022年〜 | WWE参戦 | 継続中 | プロレスラーとしても活動 |
日本のYouTuber事情との比較
日本のトップYouTuberたちの推定年収と比較してみると、その差は歴然としている。
日本のトップYouTuber推定年収(2025年版)
- じゅんや/Junya:約7億円
- Sagawa:約5億円
- ヒカキン(HikakinTV):約4億円
- フィッシャーズ:約3.5億円
- 東海オンエア:約3億円
これらの数字を見ても、ローガン・ポールの資産230億円がいかに突出しているかがわかる。
格闘技を続ける理由:お金では買えない価値
なぜローガン・ポールは、経済的に何の必要もないのに危険な格闘技を続けるのか。その理由として考えられるのは:
興味深いことに、超富裕層の行動心理学研究によると、一定の資産額(約50億円)を超えると、お金そのものではなく「経験」「挑戦」「レガシー」に価値を見出すようになるという。これは日本の経営者にも見られる現象で、ソフトバンクの孫正義氏も資産数兆円を持ちながら「まだまだ挑戦したい」と語っている。
1. アドレナリンと挑戦欲求
極限状態での興奮や達成感は、お金では買えない体験だ。特に若くして巨万の富を得た者にとって、物質的な満足以外の刺激を求めるのは自然な心理かもしれない。
2. ブランド価値の向上
格闘技での活躍は、彼の「タフガイ」イメージを強化し、結果的にYouTubeチャンネルやその他のビジネスにもプラスに働く。
3. レガシー(遺産)の構築
単なる「金持ちYouTuber」ではなく、「格闘家」としても名を残したいという欲求があるのかもしれない。
4. ファンサービス
ファンが望むエンターテインメントを提供し続けることで、さらなる人気と収入を生み出すサイクルを維持している。
博多大吉の率直な感想が示すもの
「俺だったら絶対やらない」という博多大吉の率直な感想は、多くの日本人の感覚を代弁している。日本では「安定」や「安全」を重視する価値観が根強く、リスクを避ける傾向がある。
実際、日本の宝くじ高額当選者の多くは「静かに暮らしたい」「今の生活を変えたくない」と答える傾向があるという。7億円の宝くじに当選した60代男性は「当選後も同じ仕事を続け、生活スタイルは一切変えなかった」と語っている。これは230億円を持ちながら格闘技リングに上がるローガン・ポールとは対照的だ。
一方で、アメリカ的な「挑戦」「リスクテイク」の文化では、すでに成功していても新たな挑戦を続けることが評価される。この文化的な違いが、ローガン・ポールの行動を理解する鍵となるだろう。
YouTuber経済の未来
ローガン・ポールの成功は、YouTuber経済の可能性を示す極端な例だ。しかし、同時に以下のような課題も浮き彫りにしている:
格差の拡大
トップ層と一般YouTuberの収入格差は年々拡大している。フォロワー1000人で月収5000円、10万回再生でやっと1万円という現実もある。
持続可能性の問題
過激なコンテンツや危険な挑戦に頼らずに、どう視聴者の関心を維持するかは業界全体の課題だ。
規制と責任
影響力が大きくなるほど、社会的責任も重くなる。ローガン・ポールも過去に日本の青木ヶ原樹海での不適切な動画で大炎上した経験がある。
日本のエンタメ業界への示唆
博多大吉のような日本のトップ芸人がYouTuberの収入に驚く姿は、日本のエンタメ業界の現状を反映している。テレビ中心の従来型メディアと、YouTube中心の新型メディアの収益構造の違いは明らかだ。
しかし、単純に「YouTubeの方が儲かる」という話ではない。ローガン・ポールのような成功は、以下の要素が揃って初めて可能になる:
- グローバルな視聴者層
- 英語圏という巨大市場
- リスクを取る姿勢
- ビジネス的な戦略
- 継続的な話題作り
まとめ:価値観の多様性が生む新たな可能性
博多大吉が語った「資産230億円のYouTuber」の話は、単なる金額の驚きだけでなく、価値観の多様性について考えさせられる内容だった。
お金があっても危険な挑戦を続けるローガン・ポールと、「俺だったら絶対やらない」と語る博多大吉。どちらが正しいという話ではなく、それぞれの価値観があってこそ、エンターテインメントの世界は豊かになる。
YouTubeという新しいメディアが生み出した「230億円YouTuber」という現象は、これからのエンタメ業界、そして私たちの働き方や生き方について、多くの示唆を与えてくれる。果たして日本からも、このような規模のYouTuberは生まれるのか。その答えは、私たちがどんな価値観を持ち、どんな挑戦をするかにかかっているのかもしれない。