都内の介護施設で、懐かしい「お祭りマンボ」のメロディーが流れると、車椅子に座った85歳の女性が突然、手を叩き始めました。リズムに合わせて体を揺らし、その瞳には涙が。この女性こそ、昭和の大スター・五月みどりさんです。認知症と診断されて6年、言葉は出なくても、音楽だけは彼女の心に確かに響いているのです。
2025年7月28日、長女の千恵さん(58歳)が初めて語った母の認知症との闘い。「音楽が母と私たちをつなぐ架け橋になっています」という言葉に、同じ悩みを抱える多くの家族が希望を見出しています。
五月みどりさんの輝かしい芸能人生
五月みどりさんは、1958年にデビューして以来、65年以上にわたって日本の芸能界で活躍してきました。代表曲「お祭りマンボ」は、発売から60年以上経った今でも多くの人に愛され続けています。