鈴木誠也が24号ソロ放ち打点王独走!MLBトップ74打点で自己最多タイ記録
2025年7月5日(日本時間)、シカゴ・カブスの鈴木誠也外野手が本拠地でのセントルイス・カージナルス戦で今季24号となるホームランを放ち、メジャーリーグ全体のトップとなる74打点を記録した。これは鈴木自身のシーズン最多打点タイ記録となる快挙だ。
初回に先制の一発!元巨人マイコラスから豪快弾
「3番・指名打者」で先発出場した鈴木は、初回2死無走者の場面で打席に立った。カウント2-2から、元巨人のマイルズ・マイコラス投手が投じた時速148.3キロのツーシームを強振。打球は左翼スタンド上段へと吸い込まれる特大の一発となった。
項目 | 詳細 |
---|---|
本塁打数 | 24号(3試合ぶり) |
飛距離 | 413フィート(約125.9メートル) |
打球速度 | 104.6マイル(約168.3キロ) |
打球角度 | 30度 |
打点 | 74打点(MLB1位) |
打点王レース独走!大谷翔平らを抑えてトップ
この一発で鈴木の打点は74に到達。現在メジャーリーグ全体でトップを独走している。2位以下には、ホセ・ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)、ウラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)らが続くが、鈴木との差は開く一方だ。
2025年シーズン鈴木誠也の主要成績(7月5日時点)
- 打率:.291(ナ・リーグ9位)
- 本塁打:24本(ナ・リーグ4位)
- 打点:74(MLB1位)
- 出塁率:.376(ナ・リーグ8位)
- 長打率:.532(ナ・リーグ10位)
- OPS:.908(ナ・リーグ8位)
球団新記録!カブスが1試合8本塁打で圧勝
鈴木の先制弾が口火を切ったこの試合、カブスは爆発的な打撃を見せた。チーム全体で1試合8本塁打という球団新記録を樹立。ピート・クロウ・アームストロングが2本、イアン・ハップが3本の本塁打を放つなど、まさに花火大会となった。
最終的にカブスは11対3で大勝。鈴木の一発が呼び水となり、チーム全体の勢いに火をつけた形となった。
日本人メジャーリーガーとしての快挙
鈴木の74打点は、日本人メジャーリーガーとしても素晴らしい記録だ。シーズン途中での70打点超えは、かつてのイチローや松井秀喜といったレジェンドたちに並ぶペースとなっている。
歴代日本人メジャーリーガーのシーズン最多打点記録
選手名 | 打点 | 年度 |
---|---|---|
松井秀喜 | 116 | 2004年 |
大谷翔平 | 100 | 2023年 |
イチロー | 93 | 2001年 |
鈴木誠也 | 74(継続中) | 2025年 |
シーズンはまだ半分以上残されており、このペースを維持すれば100打点超えも十分に視野に入る。日本人メジャーリーガーとして史上3人目の大台到達の可能性も高まってきた。
韓国メディアも絶賛!「レベルが違う」
鈴木の活躍は海外メディアからも大きな注目を集めている。特に韓国メディアは「今シーズンすごすぎる」「24号ならチュ・シンスの1シーズンの本数と同じだね」「レベルが違うわ」といった賞賛の声を送っている。
韓国の野球ファンの間では、自国のレジェンドであるチュ・シンス(秋信守)と比較する声も多く、鈴木の実力を認める論調が目立つ。アジア人選手としての誇りを共有する意味でも、鈴木の活躍は大きな意味を持っているようだ。
カブスの主砲として定着
メジャー3年目を迎えた鈴木は、完全にカブスの主軸打者として定着した。昨シーズンまでは適応に苦しむ部分もあったが、今季は開幕から安定した成績を残し続けている。
鈴木誠也のメジャーでの年度別成績
年度 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|
2022年 | .262 | 14 | 46 | .770 |
2023年 | .285 | 20 | 56 | .842 |
2024年 | .278 | 21 | 73 | .848 |
2025年(途中) | .291 | 24 | 74 | .908 |
年々成績を向上させており、特に今季は全ての部門で自己最高ペースを記録している。3番打者として定位置を確保し、チームの中心選手として欠かせない存在となった。
今後の展望と期待
現在のペースを維持すれば、鈴木は以下の記録達成が期待される:
- シーズン100打点(日本人メジャーリーガー史上3人目)
- シーズン40本塁打(日本人野手として松井秀喜以来)
- 打点王タイトル(日本人初の快挙)
- オールスター出場(2年連続)
特に打点王のタイトル獲得は、日本人メジャーリーガーとして誰も成し遂げていない偉業だ。残りのシーズンでの活躍次第では、メジャーリーグの歴史に新たな1ページを刻むことになるだろう。
ファンの反応と期待の声
SNS上では鈴木の活躍に対する称賛の声が溢れている。日本のファンからは「誠也すごすぎる!」「広島時代を超えてる」「メジャーで打点王なんて夢みたい」といったコメントが相次いでいる。
また、カブスファンからも「SEIYA IS ON FIRE!」「MVP候補だ」「彼なしでは考えられない」など、チームの中心選手として完全に認められていることがわかる。
まとめ
鈴木誠也の24号ホームランは、単なる一発ではなく、日本人メジャーリーガーの新たな可能性を示す象徴的な一打となった。MLB全体の打点王レースをリードし、100打点、そして打点王タイトルという前人未到の領域に挑戦している。
残りのシーズンでどこまで記録を伸ばせるか、そして日本人初の打点王という偉業を達成できるか。鈴木誠也から目が離せない日々が続きそうだ。