万博で子供を守る！体温超え猛暑でも家族で安全に楽しむ対策ガイド

大阪・関西万博が開幕してから、連日体温を超える猛暑が続いています。2025年6月18日には会場の最高気温が34.1℃を記録し、今年最も暑い日となりました。その後も1週間以上30℃超えが続く中、すでに複数の来場者が熱中症の疑いで病院に搬送されています。

気象庁によると、昨年（2024年）の大阪の6〜8月の平均気温は28.0℃で、平年よりも1.2℃高く、35℃以上の「猛暑日」は41日を記録しました。今年も同様、あるいはそれ以上の暑さが想定されており、特に子供や高齢者を含む家族連れには十分な暑さ対策が必要不可欠です。

万博会場の深刻な暑さの実態

会場内で実際に起きている事態

大阪万博会場では、開幕から現在まで以下のような深刻な状況が報告されています：

• 熱中症による救急搬送事例が複数発生
• 屋外待機エリアでの体調不良者の続出
• 医療スタッフへの相談件数が1日平均50件を超過
• 会場内の体感温度が気温より5〜10℃高く感じられる報告
• アスファルトの照り返しで地表温度が50℃を超える地点も

万博会場特有の暑さの要因

万博会場が特に暑くなる理由として、以下の環境的要因が挙げられます：

家族連れ特別対策：年齢別リスクと対応

子供（12歳以下）の特別注意点

子供は大人に比べて体温調節機能が未発達で、熱中症のリスクが高くなります：

• 体温上昇が早い：大人の1.5倍の速度で体温が上昇
• 脱水症状に気づきにくい：のどの渇きを訴えるのが遅い
• 地面からの照り返し：身長が低いため大人より3-5℃高い温度を体験
• 集中力低下：暑さによる注意力散漫で事故リスク増加

子供向け必携アイテム

• 子供用帽子：頭囲に合った日除け付き
• 冷却ベスト：長時間の冷却効果
• ストロー付きボトル：飲みやすく水分摂取を促進
• お気に入りのタオル：冷却タオルを嫌がる場合の代替

高齢者（65歳以上）の特別配慮

高齢者は加齢により暑さに対する感覚が鈍くなり、重篤化しやすい特徴があります：

• 暑さを感じにくい：温度感覚の低下により危険察知が遅れる
• 発汗機能低下：体温調節が困難
• 薬の影響：服用薬により脱水や体温調節に影響
• 回復に時間：一度体調を崩すと回復が困難

高齢者同伴時の必須対策

• 15分おきの体調確認：本人の自覚症状に頼らない
• 強制的な水分摂取：時間を決めての水分補給
• 車椅子の準備：疲労時の移動手段確保
• かかりつけ医の連絡先：緊急時の相談先確保

家族での緊急時連携体制

複数人での万博来場時は、事前に以下の連携体制を構築してください：

専門家推奨の実践的猛暑対策

来場前の事前準備（必須）

万博来場の1週間前から以下の準備を始めることを強く推奨します：

体調管理

• 十分な睡眠確保：前日は最低7時間の睡眠を取る
• 朝食をしっかり摂取：塩分と糖分を含んだバランスの良い食事
• 水分補給の習慣化：来場1時間前から30分おきに200ml程度の水分摂取
• 体調不良時は来場中止：微熱、頭痛、下痢等の症状があれば無理しない

服装選択

万博会場での最適な服装は以下の通りです：

• 色：白やベージュなど明るい色（熱吸収を抑制）
• 素材：吸湿速乾性のあるポリエステル系素材
• 形状：風通しの良いゆったりとしたシルエット
• 帽子：つばが7cm以上の帽子、できれば首まで覆えるタイプ
• 靴：通気性が良く、足をしっかりサポートするスニーカー

まとめ：家族全員の安全な万博体験のための行動指針

大阪・関西万博を家族で安全に楽しむためには、年齢に応じた適切な対策と家族全体での連携が不可欠です。体温を超える猛暑の中でも、事前の準備と当日の適切な行動により、熱中症のリスクを大幅に減らすことができます。

家族連れ最重要ポイント（必ず守ってください）

1. 年齢別対策の徹底：子供・高齢者への特別配慮
2. 家族での役割分担：健康管理・緊急連絡・荷物管理・見守り
3. 頻繁な体調チェック：15分おきの状態確認
4. 無理をしない計画：体調最優先の柔軟なスケジュール
5. 緊急時の迅速対応：躊躇せずに医務室や救急要請

万博は家族の大切な思い出になる特別なイベントです。適切な準備と注意深い行動で、暑さに負けず家族全員が素晴らしい体験を満喫してください。家族の安全が何より最優先です。