## イッテQでまた骨折!ロッチ中岡3年で2度目の重傷に怒りの声
【衝撃】イッテQで過去3年間に少なくとも3件の重傷事故が発生。2025年7月7日、日本テレビの人気バラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」の撮影中に、お笑いコンビ「ロッチ」の中岡創一さん(47)が負傷し、第2腰椎圧迫骨折の疑いで全治数カ月の重傷を負ったことが明らかになりました。これは中岡さん自身、3年前に続く2度目の骨折事故。同番組での度重なる事故に、視聴者からは「いい加減にしろ」との厳しい批判の声が殺到しています。
事故の詳細と経緯
事故が発生したのは7月4日、ベトナムでの撮影中でした。中岡さんは自身の冠企画「ロッチ中岡のQtube」で、人気動画を再現する企画に挑戦していました。モーターボートを使用した撮影中、中岡さんは臀部を強打し、撮影は即座に中止されました。
現地の病院で診察を受けた結果、第2腰椎圧迫骨折の疑いがあることが判明。中岡さんは現在もベトナムの病院に入院中で、日本帰国後に詳しい検査を受ける予定です。医師の診断によると、全治には数カ月を要する見込みだということです。
日本テレビの対応と謝罪
日本テレビは事故発生を受けて、以下のような謝罪コメントを発表しました。
「ケガをされた中岡さん、関係者の皆様、ご迷惑をおかけした全ての皆様に心よりお詫び申し上げます。今後はより一層、あらゆる角度から安全確認を強化し、再発防止に努めながら番組制作を行ってまいります」
しかし、この謝罪コメントに対して、視聴者からは「形式的すぎる」「具体的な対策が見えない」といった批判の声が相次いでいます。
中岡さんの心境と覚悟
一方、負傷した中岡さん本人は、今回の事故について複雑な心境を明かしています。
「47歳の中岡、尻もちついてケガしました。強い阪神タイガースのおかげで心は癒えております。ご心配なく。年齢的にも体の張り方を考えた方がいいのかなーとか思いますが…自分のアホさで多くの人に笑ってもらいたいという気持ちは変わらずこれからも頑張りたいので、引き続きよろしくお願いします」
さらに、中岡さんは番組への思いも語っています。
「ロッチ中岡にとって、本気で自分を忘れて情熱を持ってチャレンジできる番組があることはかけがえのない事です。そんな番組でケガをしたことに何の後悔もございません。まずは迷惑をかける妻に甘えたいと思います」
家族への思いと決意
中岡さんは2021年に一般女性と結婚しており、今回の長期療養で妻に大きな負担をかけることを心配しています。しかし、「妻に甘えたい」という素直な気持ちを表現し、家族の支えを受けながら復帰を目指す決意を示しています。
繰り返される事故の歴史
実は、中岡さんがイッテQの撮影で大きな怪我を負うのは今回が初めてではありません。
2022年の右足骨折事故
2022年5月にも、同じ「Qtube」企画の撮影中に右足首を骨折し、全治2カ月の診断を受けています。この時も海外ロケ中の事故で、中岡さんは松葉杖をついて帰国する姿が報道されました。
当時も日本テレビは謝罪と再発防止を約束していましたが、わずか3年後に再び重大事故が発生したことで、その対策の実効性が問われています。
他の出演者の事故事例
イッテQでは中岡さん以外にも、複数の出演者が撮影中に怪我をしています。
- 2024年には、ベテラン女優が撮影中に頭部外傷を負う事故が発生
- 過去には他の芸人も骨折や捻挫などの怪我を負っている
- 海外ロケでの事故が特に多く、安全管理体制の問題が指摘されている
視聴者からの厳しい批判
今回の事故を受けて、SNS上では日本テレビと番組制作陣に対する批判が殺到しています。主な批判の内容は以下の通りです。
1. 安全管理体制への疑問
「結局、日テレは何も反省してないんだな」
「日テレの『再発防止』って何なんだろう」
「まだタレントに危険なことやらせてる」
過去の事故から学んでいないのではないかという指摘が多く見られます。特に、「再発防止」を謳いながら同様の事故が繰り返されることへの不信感が強く表れています。
2. 制作体制の問題
「タレントがケガをする企画をやめない理由は制作会社に丸投げしてて日テレのコンプライアンス・ガバナンスが機能してないから」
番組制作を外部の制作会社に委託することで、日本テレビ本体の責任が曖昧になっているのではないかという構造的な問題も指摘されています。
3. 視聴率至上主義への批判
「視聴率のために出演者の安全を軽視している」という批判も根強く、エンターテインメントと安全性のバランスについて真剣に考える必要があるとの声が上がっています。
番組の人気と危険性のジレンマ
「世界の果てまでイッテQ!」は、2007年の放送開始以来、日本テレビの看板番組として高視聴率を維持してきました。毎週日曜夜7時58分から放送され、家族で楽しめるバラエティ番組として定着しています。
番組の魅力と特徴
- 世界各地での体当たりロケが売り
- 出演者の体を張った挑戦が視聴者の共感を呼ぶ
- 「Qtube」のような人気企画が多数存在
- 平均視聴率は常に10%以上をキープ
しかし、その人気の裏で、出演者の安全性が犠牲になっているのではないかという懸念が高まっています。
エンターテインメントと安全性の両立
テレビ業界全体が直面している課題として、視聴者が求める刺激的なコンテンツと、出演者の安全確保をどう両立させるかという問題があります。特に海外ロケでは、以下のようなリスクが存在します。
- 現地の医療体制の不備
- 言語の壁による意思疎通の困難
- 日本とは異なる安全基準
- 緊急時の対応の遅れ
世代間ギャップと「体を張る笑い」の限界
47歳の中岡さんが「体を張る笑い」に固執する背景には、昭和から平成にかけてのお笑い文化があります。しかし、令和の時代、特にZ世代の視聴者にとって、芸人が怪我をするリスクを冒してまで笑いを取ることに違和感を覚える人が増えています。
「昭和の価値観で令和の番組作るなよ」
「体張らなくても面白い企画はいくらでもある」
「推しが怪我するの見て笑えるわけない」
このような世代間の価値観の違いが、番組制作側と視聴者の間に大きな溝を生んでいるのです。
業界全体で考えるべき課題
今回の事故は、単にイッテQや日本テレビだけの問題ではなく、日本のバラエティ番組全体が抱える構造的な問題を浮き彫りにしています。
1. リスクアセスメントの強化
企画段階でのリスク評価を徹底し、危険度の高い企画については、代替案を検討するか、安全対策を大幅に強化する必要があります。具体的には以下のような対策が考えられます。
- 専門家によるリスク評価の義務化
- 現地での事前調査の徹底
- 緊急時の医療体制の確保
- 保険制度の見直しと充実
2. 出演者の権利保護
芸能人やタレントが「断りにくい」環境で危険な仕事を引き受けざるを得ない状況を改善する必要があります。
- 危険な企画を断る権利の明文化
- 労働環境の改善
- 適正な危険手当の支給
- 心理的なサポート体制の構築
3. 視聴者の意識改革
視聴者側も、過度に刺激的なコンテンツを求めるのではなく、出演者の安全を第一に考えた番組作りを支持する姿勢が必要です。
4. スポンサー企業の責任
見過ごされがちですが、番組スポンサーとなっている企業も間接的に危険な企画を支援していることになります。ESG投資が重視される時代において、企業の社会的責任(CSR)の観点から、スポンサー企業が番組の安全管理体制をチェックする動きが出てくる可能性があります。
5. 保険業界からの圧力
度重なる事故により、芸能人向け傷害保険の保険料が高騰したり、引き受けを拒否される事例が増える可能性があります。これが結果的に、業界全体の安全意識改革を促すきっかけになるかもしれません。
中岡さんの今後と番組の行方
中岡さんは全治数カ月という診断を受けており、完全復帰までには長い時間がかかる見込みです。47歳という年齢を考えると、今後の芸能活動にも大きな影響を与える可能性があります。
復帰への道のり
腰椎圧迫骨折は、適切な治療とリハビリを行えば回復可能な怪我ですが、以下のような課題があります。
- 長期間の安静が必要
- 筋力低下の防止
- 精神的なケア
- 再発防止のための体作り
番組への影響
イッテQは中岡さんの「Qtube」以外にも多くの人気企画を抱えていますが、今回の事故を受けて、番組全体の方向性を見直す可能性があります。
- 危険度の高い企画の見直し
- 安全管理体制の抜本的改革
- 出演者との契約内容の見直し
- 外部監査の導入
メディアの社会的責任
テレビは公共の電波を使用する以上、視聴者に対して大きな社会的責任を負っています。エンターテインメントを提供することは重要ですが、それが出演者の犠牲の上に成り立つものであってはなりません。
放送倫理の観点から
BPO(放送倫理・番組向上機構)も、バラエティ番組における安全管理について注視しており、今回の事故を受けて何らかの見解を示す可能性があります。
放送業界全体として、以下のような取り組みが求められています。
- 業界統一の安全基準の策定
- 定期的な安全研修の実施
- 事故情報の共有システムの構築
- 第三者機関による監査制度
まとめ:エンターテインメントの未来を考える
ロッチ中岡さんの事故は、日本のバラエティ番組が抱える根本的な問題を改めて浮き彫りにしました。視聴者を楽しませることと、出演者の安全を守ることは決して相反するものではありません。
むしろ、安全性を確保した上で生まれる創造的な企画こそが、真のエンターテインメントと言えるのではないでしょうか。中岡さんの一日も早い回復を願うとともに、この事故を契機に、日本のテレビ業界全体が安全管理体制を見直し、持続可能な番組作りを実現することを期待したいと思います。
私たち視聴者も、ただ批判するだけでなく、どのような番組を支持し、どのような放送文化を育てていきたいのか、真剣に考える時が来ているのかもしれません。