2025年7月11日午前10時15分頃、大阪府吹田市日の出町の住宅で、高齢男女2人の遺体が発見された。担当ケアマネジャーが「女性がすでに死亡しています。窓の外から見ています」と110番通報したことで発覚した今回の事件は、猛暑が続く日本社会に大きな衝撃を与えている。
事件の詳細と発見時の状況
吹田市消防本部によると、死亡していたのは89歳男性と92歳女性の2人。男性は玄関で仰向けに倒れており、女性は寝室のベッドで仰向けの状態で発見された。遺体には目立った外傷はなかったものの、腐敗が進んでいたという。
最も衝撃的だったのは、この住宅にエアコンが設置されていなかったことだ。発見時、室内は高温の状態だったと報告されている。大阪府警は、2人が熱中症で死亡した可能性が高いとみて調査を進めている。