【速報】月曜日の通勤はほぼ不可能な見通しです。2025年7月12日午後9時現在、父島の南約240キロメートルに位置する熱帯低気圧が、24時間以内に台風5号に発達し、週明け7月14日(月)の朝から昼にかけて関東地方を直撃する可能性が極めて高くなっています。JR東日本は早くも計画運休を発表、首都圏の鉄道は始発から全面ストップの恐れがあります。
月曜朝の通勤・通学は事実上不可能に
最も多くの方が気にされている「月曜日に会社に行けるのか」という疑問に対して、残念ながら答えは「ほぼ不可能」です。台風5号は14日未明から朝にかけて関東に最接近する見込みで、まさに通勤ラッシュ時間帯と重なります。
- JR東日本:14日始発から全線で計画運休の可能性大
- 私鉄各線:13日夜から順次運転取りやめ
- 地下鉄:地上区間を持つ路線は運休、地下のみの路線も本数大幅減
- バス:全面運休の見込み
企業の皆様は、今すぐ月曜日の業務体制について検討し、従業員への連絡を開始することを強く推奨します。
台風5号の現在位置と勢力
気象庁によると、7月12日午後3時時点で、熱帯低気圧は父島の南約280キロメートルに位置し、中心気圧1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速15メートル/秒で東へゆっくりと進んでいます。この熱帯低気圧は、今後急速に発達し、24時間以内に台風に変わる見込みです。
7月13日午後9時頃には、鳥島の東約210キロメートルの海上で台風に発達すると予想されており、その時点での中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル/秒、最大瞬間風速は25メートル/秒に達する見込みです。
在宅勤務時代の新たな台風対策
コロナ禍を経て在宅勤務が定着した今、台風対策も新たな局面を迎えています。今回の台風5号は、この新しい働き方における初の本格的な試金石となるでしょう。
リモートワーク継続のための準備
- 停電対策
- ノートPCの充電を100%に
- モバイルWi-Fiルーターの準備と充電
- スマートフォンのテザリング設定確認
- 重要ファイルのクラウドバックアップ
- 通信環境の確保
- 予備の通信手段(別キャリアのSIM等)の準備
- オフラインでも作業可能な環境構築
- 緊急連絡先リストの印刷
停電リスクと夏場特有の危険性
2019年の台風15号では千葉県で最大93万戸が停電し、復旧に2週間以上かかった地域もありました。今回特に懸念されるのは、真夏の停電によるエアコン停止です。
停電時の熱中症対策
- 今すぐ準備すべきもの
- 保冷剤を冷凍庫で凍らせる(停電後も数時間は冷却効果)
- 濡れタオル用の水を浴槽に貯める
- 電池式の扇風機
- 冷却スプレー、冷却シート
- 停電時の過ごし方
- できるだけ低い階で過ごす(熱は上に上がるため)
- 濡れタオルで首筋、脇の下を冷やす
- こまめな水分補給(1時間にコップ1杯以上)
進路予想と関東接近の時期
台風5号は発生後、日本の東の海上を北上する進路を取ると予想されています。特に注目すべきは、7月14日(月)に関東地方に最接近する可能性が高いことです。米軍合同台風警報センター(JTWC)も、気象庁と同様の進路予想を発表しており、14日の関東接近はほぼ確実とみられています。
日時 | 予想位置 | 中心気圧 | 最大風速 |
---|---|---|---|
7月13日 21時 | 鳥島東方210km | 998hPa | 18m/s |
7月14日 3時 | 関東南東沖 | 996hPa | 23m/s |
7月14日 9時 | 関東地方最接近 | 994hPa | 26m/s |
7月14日 15時 | 関東北部〜東北南部 | 996hPa | 23m/s |
子育て世帯の台風対策
学校の休校は確実で、多くの保育園・幼稚園も休園となる見込みです。共働き世帯では、どちらかが子どもの面倒を見る必要があります。
子どもと一緒の在宅避難準備
- 停電時でも遊べる準備
- 懐中電灯を使った影絵遊びの準備
- ボードゲーム、カードゲーム
- ぬり絵、折り紙など電気不要の遊び道具
- 子ども向け非常食
- お菓子類の備蓄(チョコレートは溶けるため避ける)
- 常温保存可能な飲み物
- アレルギー対応食の確認
- 不安を和らげる工夫
- 台風を「大きな風の冒険」として説明
- 一緒に防災グッズを準備し、参加意識を持たせる
- お気に入りのぬいぐるみや毛布を手元に
予想される影響と警戒事項
暴風域の拡大
米軍の予想によると、7月14日午前9時頃の関東接近時には、中心付近の最大風速が26メートル/秒に達する見込みです。さらに、東日本の広い範囲が風速15メートル/秒以上の強風域に入る可能性があり、交通機関への影響が懸念されます。
大雨への警戒
台風5号の接近に伴い、関東、東北、北海道では7月14日に雨が降り、時間帯によっては激しい雨となる可能性があります。特に、台風の東側では湿った空気が大量に流れ込むため、局地的な豪雨に注意が必要です。
- 1時間雨量:最大50〜80ミリメートル
- 24時間雨量:200〜300ミリメートル(山間部では400ミリメートル超の可能性)
- 土砂災害、河川の増水・氾濫への警戒
高波・高潮への注意
関東から東北の太平洋沿岸では、7月13日夜から波が高くなり始め、14日には大しけとなる見込みです。予想される波の高さは以下の通りです:
- 関東地方沿岸:6〜8メートル
- 東北地方沿岸:5〜7メートル
- 伊豆諸島:8〜10メートル
マンション・集合住宅特有の注意点
都市部のマンション居住者には、一戸建てとは異なる台風対策が必要です。
高層階の危険性
- 風圧による窓ガラス破損リスク:養生テープでの補強必須
- エレベーター停止:階段での移動を想定した準備
- 給水ポンプ停止:停電時は水道も止まる可能性
ベランダの片付け(今すぐ実施)
マンションのベランダから飛散した物は、他の部屋や通行人への凶器となります。法的責任を問われる可能性もあるため、以下は必ず室内へ:
- 植木鉢、プランター
- 物干し竿、ハンガー
- 子どものおもちゃ
- サンダル、スリッパ
- ゴミ箱
防災対策のポイント
今すぐできる準備(残り時間:約36時間)
- 非常用品の確認:懐中電灯、ラジオ、予備電池、非常食、飲料水(1人1日3リットル×3日分)
- スマートフォンの充電:全ての機器を100%に。モバイルバッテリーも満充電
- 現金の準備:停電でATMが使えなくなる可能性。小銭も含めて準備
- 車のガソリン補給:満タンに。停電でガソリンスタンドも営業停止の恐れ
- 処方薬の確認:月曜日に病院へ行けない可能性を考慮
企業のBCP(事業継続計画)発動の目安
経営者・管理職の方は、以下のタイミングでBCP発動を検討してください:
時期 | 実施事項 | 判断基準 |
---|---|---|
7月12日中 | 対策本部設置 | 台風発生確実 |
7月13日午前 | 14日の業務体制決定 | 交通機関の運休発表 |
7月13日午後 | 全従業員への連絡 | 進路確定 |
7月14日 | 緊急対応のみ | 台風接近・通過 |
過去の教訓から学ぶ
2019年の台風15号・19号の経験から、以下の点が特に重要であることが分かっています:
- 早めの避難:避難指示を待たず、自主的な判断を
- 垂直避難:逃げ遅れた場合は建物の2階以上へ
- 情報収集手段の多様化:停電でテレビが見られない場合の対策
- 近隣との連携:特に高齢者世帯への声かけ
リアルタイム情報の入手方法
台風の最新情報は、以下の公式サイトやアプリで確認できます:
- 気象庁ホームページ:公式の台風情報、警報・注意報
- NHK防災アプリ:プッシュ通知で最新情報
- Yahoo\!防災速報:地域設定で詳細情報
- ウェザーニュース:1時間ごとの詳細予報
- Twitter:#台風5号 でリアルタイム情報(デマに注意)
最後に:命を守る行動を
台風5号の関東接近まで、あと2日を切りました。「たかが台風」と軽視せず、最悪の事態を想定した準備を進めてください。特に以下の方は、早めの対策を:
- 河川の近くにお住まいの方
- 崖や急傾斜地の近くにお住まいの方
- 高齢者のみの世帯
- 小さなお子様がいる世帯
- 持病のある方
月曜日の予定はすべてキャンセルし、安全な場所で台風の通過を待つことを強く推奨します。仕事よりも、何よりも、命が最優先です。
台風シーズンはまだ始まったばかりです。今回の台風5号への対応を通じて、今後の台風への備えも見直す良い機会としましょう。皆様の安全を心よりお祈りしています。