【速報】箱根駅伝2026で新たな伝説誕生―黒田朝日が「シン・山の神」として歴史に名を刻む

2026年1月2日から3日にかけて開催された第102回箱根駅伝で、青山学院大学が10時間37分34秒の大会新記録で3年連続9回目の総合優勝を果たしました。特に注目されたのが、5区山登りで驚異的な区間新記録を樹立した黒田朝日選手(4年)の激走です。その圧倒的なパフォーマンスから「シン・山の神」と称され、SNSでは「バケモノすぎる」「凄すぎる」と衝撃の声が広がっています。

箱根駅伝は東京・大手町から箱根・芦ノ湖までの往路107.5km、復路109.6kmの合計217.1kmを2日間で走破する、日本最大規模の大学駅伝競走です。1920年(大正9年)に第1回大会が開催されて以来、正月の風物詩として国民に愛され続けており、毎年視聴率30%を超える国民的スポーツイベントとなっています。

前人未到の1時間7分16秒―区間記録を1分55秒更新

5区山登り区間(23.4km、標高差864m)で黒田朝日選手がマークした1時間7分16秒という記録は、箱根駅伝史上に燦然と輝く金字塔です。前年に若林宏樹選手(順天堂大学)が記録した1時間9分11秒を1分55秒も上回り、前人未到とされていた1時間8分台を軽々と突破しました。

この記録がいかに驚異的かは、歴代の「山の神」と比較すると明確になります。初代・山の神の今井正人選手(順天堂大学)、2代目・山の神の柏原竜二選手(東洋大学)、3代目・山の神の神野大地選手(青山学院大学)は、それぞれ2007年から2015年にかけて箱根駅伝の5区で圧倒的な走りを見せ、「山の神」の称号を得ました。しかし、2015年の神野選手以来、11年ぶりとなる新たな「山の神」誕生に、陸上競技ファンだけでなく日本中が熱狂しています。

黒田朝日選手は青山学院大学経営学部の4年生で、神奈川県立希望ケ丘高校出身。大学では1年時から頭角を現し、2年時には全日本大学駅伝でも活躍するなど、青学大の主力選手として成長してきました。身長172cm、体重54kgという恵まれた体格ではありませんが、山登りに特化したトレーニングと高い持久力が今回の記録につながりました。

16位からの大逆転劇―5区で4人抜き

青山学院大学のレース展開は、まさにドラマティックでした。1区で16位と大きく出遅れた青学大は、2区、3区、4区と徐々に順位を上げ、4区を終えて5位に浮上。しかし、この時点で早稲田大学とは2分12秒、トップの国学院大学とは3分24秒もの差がありました。

5位でタスキを受け取った黒田朝日選手は、13.6km地点で中央大学を逆転し、19.2km地点(19.3km地点との記録もあり)で早稲田大学の工藤慎作選手を捉えてトップに浮上。そのまま一度もトップを譲ることなく芦ノ湖のゴールに飛び込みました。最終的に5区で4人を抜き去り、往路優勝へと青学大を導いたのです。

黒田選手のペース配分も見事でした。序盤の平坦区間では慎重にペースを刻み、本格的な山登りが始まる小涌谷から富士屋ホテル前にかけて一気にスピードアップ。最大心拍数に近い状態を維持しながらも、フォームを崩すことなく芦ノ湖まで走り切りました。スポーツ科学の専門家は「黒田選手の走りは、心肺機能と筋持久力が極限まで高められた結果」と分析しています。

青学大、史上初の「2度目の3連覇」達成

復路でも圧倒的な強さを見せた青山学院大学は、一度もトップを譲ることなく最終10区の折田壮太選手がゴールに飛び込み、10時間37分34秒の大会新記録で総合優勝を果たしました。これは箱根駅伝史上初となる「2度目の3連覇」という偉業です(青学大は2015-2017年にも3連覇を達成)。

さらに注目すべきは、往路(5時間18分8秒)、復路(5時間19分26秒)、総合(10時間37分34秒)の全てで大会新記録を樹立した点です。第102回大会は記録ラッシュの大会となり、全10区間のうち5区間で区間新記録が誕生しました。これは近年のランニングシューズ技術の進化と、各大学のトレーニング方法の科学化が背景にあると指摘されています。

復路では6区の山下り区間で野村昭夢選手が安定した走りを見せ、7区から10区まで全ての区間で区間3位以内に入る堅実な走りで優勝を確実なものにしました。特に9区の倉本玄太選手は区間賞を獲得し、チーム全体の総合力の高さを証明しました。

総合順位―トップ6チームがシード権獲得

第102回箱根駅伝の最終結果は以下の通りです:

  • 1位:青山学院大学 10時間37分34秒(大会新)
  • 2位:国学院大学 10時間40分07秒(大会新)
  • 3位:順天堂大学 10時間43分55秒
  • 4位:早稲田大学 10時間44分29秒
  • 5位:中央大学 10時間44分31秒
  • 6位:駒澤大学 10時間44分50秒
  • 7位:東洋大学 10時間45分22秒
  • 8位:東京国際大学 10時間46分15秒
  • 9位:城西大学 10時間47分08秒
  • 10位:明治大学 10時間48分31秒

トップ10チームに次回大会のシード権が与えられますが、特に国学院大学の2位入賞(大会新記録)は大きな快挙として注目されています。国学院大学は近年着実に力をつけており、今回の結果は前田康弘監督の育成方針が実を結んだ形となりました。また、伝統校の駒澤大学が6位に終わったことも、近年の箱根駅伝の勢力図の変化を象徴しています。

11位以下のチームは予選会からの再出発となり、特に往年の強豪である法政大学や帝京大学がシード権を逃したことは、来年度の戦力分析に大きな影響を与えると見られています。

黒田朝日選手、MVPと金栗四三杯をダブル受賞

黒田朝日選手は、大会で最も活躍した選手に贈られる「金栗四三杯」と、総合優勝に最も貢献した選手に贈られる「MVP」をダブル受賞しました。原晋監督は「シン・山の神誕生です」と絶叫し、黒田選手本人も「もうここは声を大にして言いたいと思います。僕が『シン・山の神』です」と力強く宣言しました。

黒田選手はレース後のインタビューで、「往路優勝は正直厳しいんじゃないかと思っていた」と本音を明かしつつ、「最後は無我夢中だった」と振り返りました。また、大学卒業後はマラソンに軸足を置き、「日本人が世界で戦える舞台はおそらくマラソン」と将来の展望を語っています。

金栗四三杯は、日本マラソンの父と呼ばれる金栗四三氏を記念して創設された賞で、箱根駅伝で最も優れたパフォーマンスを見せた選手に贈られます。過去には柏原竜二選手や神野大地選手も受賞しており、黒田選手がその系譜に連なることになりました。

SNSで「バケモノすぎる」と話題沸騰

黒田朝日選手の激走は、SNS上でも大きな反響を呼びました。X(旧Twitter)では「新たな山の神誕生!」「凄すぎる」「バケモノすぎる」といった驚嘆の声が溢れ、箱根駅伝関連のトレンドワードが複数ランクインしました。

特に印象的だったのが、2代目・山の神である柏原竜二さんも黒田選手の記録に驚愕したというニュースです。柏原さんは2009年から2012年にかけて東洋大学で5区を4年連続で走り、3回区間記録を更新した伝説的ランナーです。その柏原さんをして「驚愕」させるほどの記録であることが、黒田選手のパフォーマンスの異次元さを物語っています。

SNS上では「#シン山の神」「#黒田朝日」「#箱根駅伝2026」などのハッシュタグがトレンド入りし、多くのスポーツファンが興奮を共有しました。また、リアルタイムで視聴していた人々からは「鳥肌が立った」「涙が出た」といった感動の声も多数寄せられました。

箱根駅伝の新時代―「山の神」の系譜

箱根駅伝の歴史で「山の神」の称号を得た選手は、これまで3人しか存在しませんでした。初代・今井正人選手(順天堂大学、2007年第83回大会)、2代目・柏原竜二選手(東洋大学、2009年第85回大会)、3代目・神野大地選手(青山学院大学、2015年第91回大会)です。

神野選手以来11年ぶりとなる4代目「山の神」の誕生は、箱根駅伝の新時代の幕開けを告げるものです。「シン・山の神」という新たな呼称も、従来の「山の神」とは一線を画す黒田選手の独自性を表現しています。

初代・今井正人選手は2007年の第83回大会で5区を走り、11人抜きという驚異的なパフォーマンスを見せました。2代目・柏原竜二選手は4年連続で5区を走り、そのうち3回で区間記録を更新。3代目・神野大地選手は2015年の第91回大会で1回だけ5区を走りましたが、そのインパクトの強さから「3代目・山の神」として認知されました。そして4代目となる黒田朝日選手は、これまでの「山の神」を超える記録を樹立し、新たな伝説を作り上げたのです。

なぜ5区が「勝負の分かれ目」となるのか

5区が箱根駅伝において特別な区間とされるのには、明確な理由があります。第82回大会(2006年)から区間距離が20.3kmから23.4kmに延長され、標高差864mを駆け上がる過酷な山登りコースとなりました。この変更により、5区の戦略的重要性が飛躍的に高まり、「勝負を決する区間」として位置づけられるようになったのです。

今井正人選手から神野大地選手までわずか8年間に3人の「山の神」が生まれた背景には、この区間距離の変更があります。そして2026年、黒田朝日選手が4人目の「山の神」として箱根駅伝の歴史に新たなページを刻みました。

5区の難しさは、単に距離が長く標高差が大きいだけではありません。気温の変化、空気の薄さ、急激な勾配の変化など、ランナーの体力と精神力を極限まで試す要素が複合的に作用します。また、1月の箱根は天候が変わりやすく、雪や強風に見舞われることもあり、予測不可能な要素が加わります。こうした過酷な条件下で安定したパフォーマンスを発揮できる選手こそが、「山の神」と呼ばれるに相応しいのです。

青学大の戦略的勝利―原晋監督の手腕

青山学院大学の今回の勝利は、原晋監督の戦略的な采配によるところも大きいと言えます。1区で16位と大きく出遅れながらも、2区から4区で着実に順位を上げ、5区で黒田選手に「勝負をかける」という明確な戦略がありました。

原監督は以前から「5区は特別な区間」と位置づけ、黒田選手を山登りのスペシャリストとして育成してきました。その育成方針が、今回の大会新記録という形で結実したのです。復路でも一度もトップを譲らなかった青学大の総合力の高さも、原監督の指導力を証明しています。

原晋監督は元中国電力の営業マンという異色の経歴を持ち、2004年に青山学院大学陸上競技部の監督に就任しました。就任当初は箱根駅伝にも出場できない弱小チームでしたが、独自のトレーニング方法と選手育成方針により、わずか11年で初優勝を達成。以降、青学大を箱根駅伝の常勝チームへと育て上げました。

原監督の指導哲学は「ワクワク大作戦」と呼ばれ、選手一人ひとりの個性を尊重しながら、チーム全体のモチベーションを高める手法が特徴です。また、科学的なトレーニング理論を取り入れつつ、選手の精神面のケアも重視しており、こうした総合的なアプローチが青学大の強さの源泉となっています。

記録ラッシュの背景―シューズ技術とトレーニング科学の進化

第102回箱根駅伝で5区間もの区間新記録が誕生した背景には、近年のランニングシューズ技術の飛躍的な進化があります。特に厚底カーボンプレート入りシューズの普及により、ランナーの走行効率が大幅に向上しました。

また、各大学のトレーニング方法も科学化が進んでいます。GPS付きのランニングウォッチで心拍数やペースを常時モニタリングし、データに基づいた最適なトレーニングプランを立てるのが当たり前になっています。栄養管理や睡眠の質の向上にも科学的なアプローチが取り入れられ、選手のパフォーマンスが総合的に底上げされているのです。

さらに、高地トレーニングの活用も一般化しています。青山学院大学も夏合宿で長野県の菅平高原や北海道での高地トレーニングを実施しており、心肺機能の強化に努めています。こうした科学的なアプローチが、記録の向上につながっているのです。

まとめ―箱根駅伝2026が示す新時代

第102回箱根駅伝は、黒田朝日選手の「シン・山の神」誕生、青山学院大学の史上初「2度目の3連覇」達成、そして5区間での区間新記録樹立という、記録ずくめの大会となりました。黒田選手の1時間7分16秒という驚異的な記録は、今後長く破られることのない大記録として箱根駅伝の歴史に刻まれるでしょう。

黒田選手は大学卒業後、マラソンに軸足を置き、世界の舞台で日本人として戦うことを目指しています。箱根駅伝で培った山登りの強靭な脚力とスタミナが、マラソンでどのように開花するのか、今後の活躍にも大きな期待が寄せられています。パリオリンピック2024のマラソン日本代表選手たちも、かつては箱根駅伝で活躍した選手たちであり、黒田選手も同様の道を歩むことが期待されています。

箱根駅伝は毎年1月2日・3日に開催される日本の正月の風物詩であり、国民的なスポーツイベントです。2027年第103回大会でも、新たなドラマと記録が生まれることを、多くのファンが心待ちにしています。青山学院大学が4連覇を達成するのか、それとも国学院大学や順天堂大学などのライバル校が巻き返すのか、来年の大会から目が離せません。

投稿者 hana

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