TSMC最高益更新!AI半導体需要で純利益60.7%増の衝撃【2025年4-6月期決算】日本の熊本工場も本格稼働へ

2025年7月17日、半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が発表した2025年4-6月期決算は、まさに驚異的な数字の連続でした。純利益が前年同期比60.7%増の3982億台湾ドル(約2兆円)を記録し、四半期ベースで過去最高を更新。売上高も38.6%増の9337億台湾ドル(約4.7兆円)と、6四半期連続での増収増益を達成しました。

この驚異的な成長の背景には、ChatGPT、Claude、Geminiといった生成AIの爆発的な普及があります。今やビジネスから日常生活まで、あらゆる場面で活用される生成AIの心臓部を支えているのが、TSMCの最先端半導体なのです。

生成AI市場の爆発的成長がTSMCを押し上げる

2025年現在、生成AI市場は想像を超える速さで拡大しています。最新の調査によると、ChatGPTが市場シェア70%という圧倒的な地位を確立し、業界標準ツールとなっています。続いてGoogleのGeminiが約50%のユーザーに利用され、第2位の座を確保。AnthropicのClaudeやMicrosoftのCopilotも急速にシェアを拡大しています。

これらの生成AIサービスを支えているのが、TSMCが製造する3〜5ナノメートルプロセスの最先端半導体です。特に注目すべきは、TSMCが先端AI半導体市場をほぼ独占している点です。AppleやNVIDIA、AMDなど、世界中の大手テクノロジー企業がTSMCの製造能力に依存しており、売上高の約70%が北米顧客から生み出されています。

投稿者 hana

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